社員インタビュー
BELL独自の「生成AI」を知っていただくために
私はアプリケーションビジネス本部のDX推進部に所属しています。担当はベル・データが独自開発した『生成AI連携サービス for i 』。いままで当社が取り扱うPowerサーバー(IBM i)のクローズド環境ではAIを活用することができませんでしたが、このサービスによってAI導入による本格的なDXが可能になります。具体的な仕事内容は、IBM iを利用されているお客様で、生成AIに興味がある方々に向けて『生成AI連携サービス for i 』のセミナーを開いたり、デモンストレーションを行ったりすることです。実際に導入を決められたお客様に対して、ご利用頂くための運用手順書を作成することもあります。
また、当社が運営するIBM i (AS/400)ユーザーのための関連技術情報サイト『e-bellnet』では、RPG開発者向けのIBM i モダナイゼーション入門記事に対談エンジニア兼執筆者として協力することも。ツールの導入方法や使用方法、便利機能の紹介など、IBM i 業界の方々にとって実務ですぐに役立つ情報発信に協力しています。『e-bellnet』を運営しているマーケティング部から依頼があり記事作成に参加することになったのですが、まるで漫画家のように毎月締め切りに追われながら記事を作成しています。大変ですがチームの皆と一緒に情報を発信できることは楽しいですね。マーケティング部含めさまざまな部署と力を合わせ、全社一丸となってサービスを訴求しています。

文系新卒からインフラエンジニアになれたBELLの研修環境
私はいわゆる、文系の出身なんです。大学では商学部を専攻し貿易やマーケティングを学びました。就職先も当初はマーケティング職を志望しており、化粧品やアパレルなどのメーカーの企業を受けていたのですが、私の就活時期である2021年はコロナ禍真っただ中。希望していた業界の求人にも影響がありました。そこで、視野を広げ他の分野にも注目してみようと考えました。学生時代はITにそこまで触れていたわけではなかったのですが、就職面接もWeb形式になるなど、コロナ禍で社会全体がデジタル化していく流れを意識するようになり、IT業界に応募したんです。ITインフラを目指した理由は、インフラ技術は今後も必要不可欠で、スキルを磨けば自身も成長できる分野だと思ったためです。
なかでもベル・データを選んだ決め手は、社員の方々の対応が温かかったことです。当時のリクルートサイトの『おせっかいな人募集中』という採用キャッチコピーに惹かれていたのですが、そのコピー通りだと感じました。最初の説明会から面接まで一貫して、心のこもった対応だったんです。他の企業は採用人数が多いというのもあってか説明会なども作業ベースで淡々と行われていたのですが、ベル・データでは少人数採用だからこその丁寧な対応を受けました。学生一人ひとりに向き合い、新卒を温かく迎え入れようという気持ちを強く感じたんです。ただ、文系出身でエンジニア未経験者の私が、入社して活躍できるかということ自体はとても不安でした。しかし、しっかりした研修体制が整っていることでその不安は徐々に解消されました。ITの基礎やIBM i に関する社外研修が4か月ほどあり、その後社内環境を使って、先輩に教えていただくOJT研修が3ヵ月ほど。実際にお客様の環境を使った業務研修は入社9か月目くらいから、といった具合でかなりじっくりと研修が行われます。別のIT企業に行った友人に話をすると、なかなかここまでしっかり研修をやるところはないと驚かれますね。BELLであれば、私のような文系の方でも安心して挑戦できる場があると伝えたいです。
入社3年目、大規模プロジェクトのPMに挑戦
入社3年目でインフラチームにいた際に担当した、基幹システムの入れ替え作業は特にチームワークを感じた仕事でした。基幹システムの入れ替えとは、例えばスマートフォンの機種変更やOSのアップデートのように、データはそのままに機器を最新のものに変更する作業です。
その案件のクライアントは社員数万人を抱える建築会社様。社内でもアプリ保守チームやオープン系サーバーチームなどさまざまな部署と連携し、社外のベンダー企業とも多くやりとりをしなくてはいけませんでした。ここまで大きな規模に携わるのは初めてで、特にチームワークを感じた案件です。大規模プロジェクトであったためタスクが非常に多い状況でした。作業が進むにつれ、社外の方や社内のオープン系のチームとも積極的に連携する必要があり、プロジェクトマネージャーのような役割を担うようにもなっていきました。エンジニア同士が直接話しをすることで作業が早く進んだため、自然と自分が前に立ったような形でした。エンジニアとして現場の作業を進めつつ、マネジメントも経験することになりました。
それまでマネージャー経験はなかったのですが、いずれは管理職に携わりたいと思っていたのでチャンスだと思い、チャレンジしました。インフラチームで上司がプロジェクトマネージャーとして活躍している姿に憧れもあったんです。すべて手探りの挑戦でしたが、この難しい案件を任せてくださった上司に感謝しています。面談などでマネージャーを目指したいと伝えていたので、私の気持ちを汲んでくれたのかもしれません。お客様や社外とのやりとりは何度も連携をとるなかで信頼関係を構築しスムーズになっていきましたが、当初は慣れず、営業チームにたくさん助けられました。営業がどうやって案件を取ってくるかという背景なども知れるなど、他部署についての理解も深まったと思っています。インフラチームでは、本当に多くのことを教えていただきましたね。

将来のための異動と新しいチームへのジョイン
インフラチームは、ゴールデンウイークやお盆休みなど、お客様である企業が休みのときにシステムの入れ替え作業を行っていきます。入社3年を過ぎて将来を考えた際、カレンダー通りの休みが取れないことは今後結婚や出産などのネックになると思いました。ちょうどその頃メンタープログラムを利用できる機会があり、メンターに相談したところ、これまでの経験を活かしながら別の部署でキャリアを伸ばしていく方向性もあるのではないかというアドバイスを受け、異動という選択肢を考えはじめ、希望するに至りました。
現在のDX推進部へは、アプリケーションに関わる知見も広げたいと思っていたこともあり異動を決めさせていただきました。お客様が実際に使うのは、基幹システムの上に乗るアプリです。お問い合わせや不具合の対応も基幹システムそのものよりアプリに関わることが多く、答えられないことにもどかしさを感じており、もっと知識をつけたいという想いもありました。
ただ、インフラの知識しかなかったので異動はとても不安でした。「アプリってなんだろう……?」という一からの勉強が必要でした。異動前に自主学習をしたり異動後の合同研修を受けたりして、少しずつ慣れていきました。特に生成AIについては今も勉強中です。進化が著しい分野なので、昨日できなかったことが今日できるようになるほどのスピード感で、AIの力を見せつけられる場面は多いですね。同時に先端技術に触れているという楽しさも感じています。
チームで支え合いながら仕事できる喜び
DX推進部の仕事は、まだアナログな業務が残っている企業のお客様にデジタルの良さを伝えられることがやりがいです。生成AIの知見も活かしながら、DXをお勧めしていきたいですね。まだ異動して日が浅いため、立ち上げから完遂まで案件に携わっていないので、まずは最初から最後まで案件を見届けることが目標です。そのためにはBELLグループらしい、良いチームが必要だと思っています。周囲の人を気遣うことは元々心がけているつもりでしたが、BELLに入ってよりその大切さに気付きました。インフラチームに在籍していたとき、先輩は相談しなくても悩みに気付いたり、「大丈夫?」とこまめに声をかけたりしてくれました。周りをよくみて、自然に気遣いが出来る先輩方を尊敬しています。
DX推進部も、私以外のメンバーは10年20年勤務などベテランの方が多いのですが、とても優しく接して下さいます。お客様の思いに寄り添い、技術に対して探求心があり、どんな意見でもきちんと聞いてくださる方々です。そして皆さん日々楽しんで仕事をされている印象を受けます。年齢が離れていてもフラットに話しかけてくれ、よく皆で飲みに行くこともあります。
私自身も、どんな小さなことでも気を配って連絡しあうことを心掛けています。自分では大丈夫だと思っていたことも、他のメンバーの視点からしたら問題に思えることもありますから。先輩方に教えていただいたことを後輩や仕事で返せるように、より成長して行けたらと思っています。
また仕事だけでなくプライベートも大切にしています。旅行が大好きで、2年ほど前から御朱印めぐりにハマっています 。ワークライフバランスも大事に、より前向きに仕事にも取り組んでいきたいと思っています。

1日の流れ
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8:40
出勤
最近は、先輩にすぐに聞きに行ける環境があるため日々出社しています。
通勤時間は、好きな音楽を聴いて気分を上げながら満員電車に耐えています(笑)。 -
9:00
始業
メールチェックなど。
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10:00
『e-bellnet』記事作成チーム会議
次号の『e-bellnet』について、読み手の理解度を重視しながらどんな記事が読みやすいかなどチームメンバーで入念に相談します。
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12:00
お弁当でランチ
最近は、料理にはまっているので時短で作れるお弁当を持っていきます。
日によっては、同期と近場でランチに出かけることもあります。 -
13:00
生成AIチーム定例会
生成AIプロジェクトメンバーとの定例会では、最近の検証内容の共有やお客様へ向けたサービス展開時に必要な資料など幅広い内容について議論します。
また、ときには、製品の新機能について開発メンバーの方に教えていただくこともあります。 -
14:00
技術検証
生成AIだけでなく、IBM i 環境で動くツールの導入や検証など、日々扱っている製品・サービスをより理解するうえで大切な自身と向き合う時間です。
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16:00
生成AI資料作成
お客様へのサービス展開に向けて、お客様向けの運用手順書や社内手続きに関連する資料など必要となる資料のたたき台を作成して上司にチェックいただきます。
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17:30
終業
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18:00
終業後
終業後は運動不足解消のため、会社の仲間とフットサル部やダンス部の活動に参加したり、習い事のクラシックバレエに行ったりと週2回は体を動かすよう心掛けています。


メッセージ
就職活動中は常に不安や悩みが尽きないかと思いますが、BELLグループ には若手でも挑戦ができる環境があります。また、自分の意見を持って行動する人を尊重してくれますので、迷ったら思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか。
皆さんの挑戦を心から応援するとともに、一緒にお仕事ができることを楽しみにしています!
