家庭と仕事の両立を叶え、
エンジニアとして
挑戦し続けられたのは
部門内の「支える」
「支えられる」力

新卒採用 | 2009年入社

W.Y.

ベル・データ株式会社
本社
システムエンジニア

INTERVIEW 05

社員インタビュー

15年目のエンジニアと、2年目のマネージャーとして

ベル・データが販売している主力製品のひとつであるIBM Power System(AS/400およびIBM i)」のインフラエンジニアとして働いています。仕事内容はお客様のシステムに求められる機能を整理して、実際に動くよう設計すること。ジャンルはサーバー、セキュリティ、ネットワークなどさまざまです。実装後は保守や運用にも携わりますから、お客様とは長いお付き合いになります。担当の方とは常に何かしらのコミュニケーションをとっていく関係です。お客様から直接『おかげで業務効率が大幅に向上した』といった感謝の言葉をかけていただいたときは、技術者として大きなやりがいを感じます。また、BELLには新しい技術の習得に挑戦する機会もたくさんあります。自身のスキルアップを実感することも喜びです。

新卒で入社したのが、2009年。社歴15年の中堅社員と呼ばれるようになりましたが、最近は変化もありました。
現場でプロジェクトに向き合うエンジニアでありながら、同時に「第2Power Systems」という3名のチームを率いる課長としての役割も担っています。部下のマネジメントを担当するようになってやっと2年経ちます。いわゆる「管理職」としてはまだまだ勉強することが多く、試行錯誤しているところです。マネージャーとしては、部下の成長を実感できた時に最もやりがいを感じます。以前は課題解決に時間がかかっていたメンバーが、自ら積極的に考え、スムーズに解決できるようになっていく、その成長を間近で感じられることも大きなやりがいです。

BELLで培った技術習得の歴史

新卒時にエンジニアを目指したのは、「手に職をつけたい」というシンプルな気持ちからでした。いくつかIT企業に応募したなかで最終的にベル・データを選んだ理由は、アイデアや挑戦を尊重し、柔軟で自由な社風があると感じたからです。私が新卒当時のBELLはいまほど大きな会社ではなく、フランクでメンバーが自立しているチームという印象でした。その後会社はどんどん成長していきましたが、社内のコミュニケーションが活発で風通しのいい雰囲気はずっと変わりません。入社後はじめて配属されたセクションは、IBM iシステムの移行を専門とする部署です。IBM iは汎用性が高くお客様の詳細なニーズに応えられる。そのぶん習得の難易度が高く、とても奥が深い製品です。約1年かけてエンジニアリングの研修を受けながら徐々に現場に慣れていきました。社内の先輩から実際の業務のなかで技術を教わるOJTや、現場で一緒に働く協力会社さまから勉強させていただいたり、会社の補助で技術系のセミナーに通ったり、参加するプロジェクトの準備を通して新しい技術と出会える環境がありました。

技術習得のほかにも「BELLらしさ」があったと思います。研修担当の先輩から「オウン意識」を持とう、とよく言われていました。私たちはお客様のシステムをお預かりしたり、アップデートさせたりする仕事です。だからこそ自分の財産のように考えて、どんな作業が優先なのか、トラブルが起きないためにはいま何が必要なのかと考えること。エンジニアの専門性を活かすためにもマインドを大切にしている会社です。

システム移行の部署に5年ほど在籍したあと、マルチプラットフォーム環境を扱う部署へ異動しました。マルチプラットフォームは、複数のOSで同じように動くシステムのことです。「PureFlex」や「VMware」といったはじめて触れるプラットフォームを用いたシステム設計を担当することになり、最初は不安もありました。でも、業務に入ってみるとテクノロジーとしてはIBM iと共通した部分が多く、いままでの経験を活かせる環境でした。7年間そのセクションでキャリアを積むことになり、大きな糧になっています。そして、入社から13年目。再びIBM iシステムを専門とする部署に戻ることになりました。今度はエンジニアだけでなく、グループマネージャーとして。

管理者を経験して気づく「エンジニアが伸びる瞬間」

現在のマネジメントでは、チームの目標設定やメンバーの育成、プロジェクトの進捗管理などに加えて、私自身も現場のプレイヤーとして技術的な課題解決に取り組んでいます。大きなプロジェクトの作業と並行しながら、2名の大切なメンバーを預かり、指導しています。常に意識しているのは、ひとりでなくチームで助け合い、相乗効果を生むということです。部下のメンバーは入社数年の若手エンジニアで、私と同じ新卒入社組。技術を教え、ともに学んでいくことは私にとっても未知の経験ですが、多くの発見があります。2名ともパーソナリティが異なり、違った良さがあるし、つまずく場所もそれぞれ。エンジニアはリモートワークが主体になるため、こまめにメンバーが相談しやすいよう、2日に一回、朝礼を行って状況を確認しています。特に力を入れているのは、効率的に作業手順を読み解くためのマニュアルの整備です。以前はざっくりしたマニュアルをもとにエンジニア各自が作業を進めていました。その良さもありますが、仕事が属人化してしまう心配もあります。誰でも読めて、高い作業品質を作り出し、継続できるルールを自分たちでつくること。これがなかなか大変なのですが、その過程を大切にする。何故なら、その過程でチームが強くなっていくからです。

そうして備えていても、システムには日々のトラブルがつきもの。そこも成長のチャンスでもあると思います。部下が対処を相談してきたときは、緊急性がなければすぐに答えを教えずに、一緒に原因を考えることにしています。トラブルを読み解き、試行錯誤して解決することが大きな学びになります。解決に至るまでのプロセスを理解することで、システムの本質的な理解が深まり、この先の応用も可能になります。私自身にも同じ経験があります。印象に残っているのは入社3年目に関わった生命保険関係の企業様のシステム移行のプロジェクトです。入社後はじめて本格的にクライアントと向き合う仕事で、しかもBELLとしては珍しいお客様の職場への常駐という環境。社内で先輩に囲まれていた普段の安心感はほぼなく、お客さまと協力会社さまと毎日向き合う新しい刺激がありました。しかもセキュリティが厳しい特殊なシステム環境、緊張しながらも、わからないことがあるたびに話し合って進めていくなかで、チームが強くなっていく感覚とエンジニアとしての自分ができあがっていく2つの感覚がありました。半年ほどのプロジェクトを無事に終えられたときには、チームで結束して乗り越えられたという達成感は忘れられません。エンジニアは個人の腕を磨き、評価される仕事だと考えている人もいるでしょう。私も新卒時はそうしたイメージを持っていました。でも、プロジェクトはひとりでは進められません。複数の人がかかわり、トライ&エラーを通して、学んだり教えられたり意見をたたかわせたりして品質が上がっていく。そして、唯一無二の価値が生まれていくのです。様々な課題に向き合いながら、2日毎のコミュニケーションを通じて、メンバーが伸びていく瞬間を目の当たりにします。お客さま対応の優先順位とメンバーの育成とのバランスを取っていくのは簡単ではありませんが、エンジニアだからこそ支え合い共に成長していく大切さを教えていければと思います。

私がプライベートの事情で長期の休みをとったときも、助けてくれたのはチームのメンバーでした。

育児中に実感した「BELLらしい」チームのあり方

昨年、第一子が生まれました。誕生後、妻と自宅で育児をはじめることになり、有給休暇と振替休日を合わせて、約1ヶ月の休みをいただきました。入社後初の長めの休みだったのではないかと思います。育児に専念できたのも、チームのおかげでした。出産の数ヵ月前から、出産予定日にむけて、チーム内で相談して計画的に業務の引き継ぎをしてくれました。プロジェクトのなかで生じるお客様とのやりとりは後輩が引き受け、朝礼や定例会議などの運営は先輩が交代してくれるなど、お客様に迷惑をかけることなく業務を継続する準備ができました。
いよいよ出産予定日が近くなると、さらに業務量を調整していただき、子供が産まれる直前にも慌てることなく対処できた。実際、育児がスタートすると仕事のことを考える時間なんて全然ありませんでした。気持ちにも余裕を持って休みに送り出してくれた、BELLらしいサポートに感謝しています。先ほど話したマニュアルの整備も大きな役割を果たしました。チーム内で手順を全員で話し合い、ブラッシュアップを繰り返していった積み重ねた結果、メンバーが一定の水準で業務を遂行でき、職場復帰したときも現場は乱れることなく動いていました。子供はそろそろ1歳の誕生日を迎えますが、リモートワーク中心の働き方は通勤に時間を取られることがないので、家族と過ごす時間を最大限に取ることができています。時間有休を活用することで、子どもの急な体調不良にも対応できるほか、検診や予防接種に連れて行くことも可能です。フレキシブルな働き方ができるのでとても助かっています。ほかのメンバーが、私のようにプライベートで休みをとるときにも安心してほしいですね。そのときはもちろん、私も支えますから。

エンジニアとして入社して15年以上、同じ会社で働いてきたのは、転職が当たり前になったいまの時代にはすこし珍しいかもしれません。特に不満を感じることがないのは、私の性格もあるかもしれませんが、それ以上に、BELLには自分の存在を必要とし、努力や成果をしっかり認めてくれる環境があることが、続けられている最大の理由だと思います。

技術者としての成長のやりがいがあり、目の前の仕事に没頭させてくれる。その経験をマネジメントのポストにも活かす仕組みが整っていて、ワークライフバランスを保ちながらキャリアが積みあがっていく。私自身にとってBELLは最適な居場所です。
チーム全体のスキル向上とメンバーの個性を尊重して、それぞれの強みを活かせるようなキャリアパスをメンバーと一緒に考え、支援していきたいと思います。

メッセージ

今は在宅勤務中心で、仕事と育児の両立が本当にしやすい! 通勤時間がなくなり、子どもたちと過ごす時間が増えたのが嬉しいです。ちょっとした合間に子どもの顔を見たり、お迎えに行けたり。父も育児にしっかり関われる温かい環境が当社の自慢です。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

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