自ら挑み、仲間と育つ──
BELLで躍動する若手の力とチームの絆

03プロジェクトストーリー対談

CROSSTALK 03

  • speaker 01

    K.OM.

    ベル・データ株式会社
    中部支店
    システムエンジニア

  • speaker 02

    M.E.

    ベル・データ株式会社
    本社
    プリセールス

  • speaker 03

    H.I.

    ベル・データ株式会社
    中部支店
    営業

  • speaker 04

    K.OY.

    ベル・データ株式会社
    東日本支店
    カスタマーエンジニア

チームワークで育む
若い力の活躍

BELLグループは、「人が育つ環境」を何よりも大切にしています。
充実した研修制度、知識や経験を共有しながら共に高め合う文化。
ここには、挑戦を恐れず成長を楽しむための土壌が整っています。

本記事では、大手製造業様の社内システム入れ替えプロジェクトを通じて、
BELLグループが成長を後押しする職場環境、強固なチームワーク、
そして部門間の連携がどのように発揮されているのかをご紹介します。

クライアントの担当者様や他社ベンダーなど、
多くの関係者と連携した半年以上にわたるプロジェクトに挑んだ

ベル・データの社歴も役割も異なる社員4名が、
それぞれ感じた業務のやりがいと奥深さ、成長を支え
プロジェクトを成功へ導いたチームワークを振り返ります。

大規模プロジェクトに飛び込んだ若い力の挑戦

  1. H.I.

    2025年の1月に新環境の本番稼働を迎えてプロジェクトが無事に終わって少し時間が経ちましたね。
    2024年の3月にキックオフした本プロジェクトのお客様は、2018年ごろに前担当者から私が引き継いだメーカー様でした。当時ご利用されていた機器がサポート終了を迎える中で、当社からさせていただいた機器更新のご提案を採用いただいたことで立ち上がった「IBM Power」更改プロジェクトです。
    私にとっては、長い時間をかけて少しずつ関係を深めてきたお客様でしたし、このプロジェクトはこれまでの営業のキャリアのなかで受注金額も関係者の数も、最大規模の案件になりました。

  2. K.OY.

    ベル・データからの参画メンバーも多かったですが、お客様側も4部署をまたがって15、6名の関係者がいたり、基幹システムの更改案件ということもあって関係するツールベンダーも多かったりと、進行や作業はやりがいも難しさもありましたね。
    特にM.E.さんと K.OM.さんは社歴の長いとは言えないなかで、大きなチャレンジをすることになったのかなと思うんですが、みんなそれぞれ案件を振り返ってみてどうでしたか?

  3. M.E.

    私はちょうどプロジェクトが始まったとき中途入社2年目でしたが、やっぱりこれまでで1番大きい案件でした。
    普段のプロジェクトマネージャー(以下「PM」)の仕事でもタスクの整理や進捗の管理などを行い、お客様と K.OM.さんや K.OY.さんたち技術チームの間に立つ役割をしているのですが、2、3名の担当者とやりとりするだけでしたから、この案件は本当に色々な人とやりとりさせていただく機会があったなと思います。特にツールベンダーは全部で8社くらいありましたし、それ以外にも回線など通信関連業者との関わりもあったので、PMとしてどう動いたらいいのか、常に考えさせられましたね。
    また、最初は力不足の面もあり、H.I.さんたち経験豊富なメンバーに助けてもらうシーンも多かったんですが、皆さん話しやすくて優しいので、そういうBELLグループの温かさを改めて感じることができたプロジェクトでもありました。

  4. K.OM.

    インフラエンジニアとしてこれまで色々な案件に携わってきましたが、私にとっても圧倒的に1番大きな案件です。
    前年、PMが入るような規模の大きな案件にサポートとして関わっていたのですが、その際に上長から「次はメインでやってみるか」と言われていたので、「いよいよか」という感じでした。メインになるとサポートのときよりもタスク量などが圧倒的に増えることもあり、プロジェクトが立ち上がった当初から緊張感がありました。

「EVERFILM」開発の道のり

チームの迅速な連携で乗り越えた壁

  1. H.I.

    K.OY.さんは2024年の6月ごろ、機器納品後に設定の一部誤りが見つかるというトラブルが発生した際のリカバリーからプロジェクトに参画していただきました。

  2. K.OY.

    そうですね。私は前任担当者から引き継ぐかたちで、なぜ正しく設定されていなかったのか、どうすれば直るのか、他の部分は正しく設定されているのかなど、お客様の不安をいち早く解消して、信頼を取り戻さなければいけないという緊張感のなかで、本プロジェクトに参画しました。
    そのため、お客様へ事情を説明するために、問題の設定以外の設定部分についても全て証票を取り、チェックするための細密なマニュアルを作成し、2日間でチェック作業をして資料をまとめて、全て設定通り正しい状態になっていることをお伝えするというところから作業をしています。
    H.I.さんとは過去に色々な案件で付き合いがあったので、リカバリープランについては一任してもらい、迅速かつ丁寧に対応していきました。

  3. K.OM.

    あのとき、M.E.さんはお客様からの問い合わせを受けながら進捗管理に奔走していましたよね。

  4. M.E.

    はい。あのときはH.I.さんに、本当に助けていただきました。
    最初はとにかくバタバタで、とにかく問い合わせを受けたら「これどうなってますか!」ってなんとか投げ返すようなことしかできませんでした。
    でもH.I.さんに「まずM.E.さんが状況を把握しなきゃ、お客様も社内も資料を理解できないよ」と言っていただいて、「自分もきちんと理解しないと駄目なんだ」と気づきました。
    それからは、資料を読み込んで、わからない箇所は作成してくれた K.OY.さんたちに対して「この説明では分かりません」と伝えて戻すということもできるようになったと思います。 K.OM.さんにも確認作業をしてもらいましたね。

  5. K.OM.

    そうですね。今回は K.OY.さんの部署が担当するハード面で生じたトラブルでしたが、お客様からの問い合わせについてソフト面でも誤りがないか、M.E.さんから指示をもらって確認しました。

  6. H.I.

    M.E.さんと K.OM.さんを中心に、チーム内で連携して乗り切ったトラブルでしたね。

  7. M.E.

    私は K.OM.さんたちのように技術的な部分に精通しているわけではないのですが、それでも何が起きていて、どんな作業が発生しているのかを自分なりに理解した上で、お客様と一緒に確認していかなければいけないんだと学んでばかりで、とにかく必死でした。
    もちろんトラブルは起きないに越したことはないと思いますが、大切なことに気づく機会にもなり、成長にも繋がったと思います。

想定外の事態で伸びた柔軟な対応力

  1. H.I.

    しかし、プロジェクトが持ち直したところで大きなセキュリティインシデントが起きてしまったんですよね。

  2. K.OY.

    はい。2024年9月です。このプロジェクトとは関係性のないBELLグループ拠点への不正アクセスによるランサムウェア感染が発生し、会社全体にとっても大きなインシデントでした。私たちのプロジェクトではちょうどテスト作業に入っている時期だったため、進行上も大きな影響を受けましたね。

  3. K.OM.

    それまでは新環境のサーバーのテスト稼働で分かった課題を管理シートでまとめながらお客様と共有していたのですが、インシデントの発生でリスク管理の観点からメールでのやりとりを控えようという話になりました。そこでH.I.さんと相談して、週2回ほどお客様先に直接ご訪問し、その場で一緒に課題を解決していく方法に切り替えました。
    エンジニアがお客様先に直接足を運ぶ機会は、普段あまり多くないのですが、直接会って話をし、課題を一緒に解決していくことでお客様との関係が深まっていったと思います。
    たとえば、管理シートに書くほどのものじゃないけど困っている・気になっているということが、ふとした会話のなかで聞けるんです。
    ある程度関係が深くならないと出てこないニーズがあることに気づけたのはエンジニアとして大きな成長に繋がったかなと思っています。

  4. K.OY.

    ちょうど K.OM.さんがお客様先に通っていた時期は、M.E.さんも一緒に動くことが多かったですよね。

  5. M.E.

    そうですね。私も同行してお客様側の進捗などをサポートしていました。

  6. H.I.

    このプロジェクトは、お客様側でも複数の部署をまたがるものだったからなかなか意思統一をするのが難しかった。
    最初のうちはお客様側の決定事項が決まっていない現状が把握されているだけって感じで、なかなか進まないなって思ってた(笑)。もちろん、M.E.さんも頑張ってくれてはいたけどね。ただ、社内で打ち合わせをしたときに、「お客様側のPMをこっちでお手伝いして、どんどん決めてもらおう」という話をしたあとの動きは見違えた。後半は私が進捗を気にする必要がなくなったので、すごく楽でした。

  7. M.E.

    H.I.さんの助言もあり、ツールベンダーなどいろいろな業者さんからのスケジュールや意見、お客様の要望などを全部「分かりました!」と聞いていたらいけないんだと途中から気づきました。
    もちろん人同士のコミュニケーションなので、やんわりとお願いするだけで十分動いてくれるのか、はっきりと期日を切って指示を出さないといけないのかなど、相手によって対応の仕方を考える必要はありましたが、そういう部分も含めてコミュニケーション能力や調整能力は身に付いた実感はありますね。

  8. H.I.

    さまざまな壁もありましたが、M.E.さんや K.O.さんがその後丁寧に対応してくれたこともあり、無事に2024年末の新環境本リリースまで辿り着くことができました。
    K.O.さんは上司にも頼んで人手を確保してくれましたね。

  9. K.OM.

    年末の3日のうちにデータを最新化して入れ替え、お客様に確認していただく必要があったので、事前に必要な作業量を割りだして、上長と調整しました。
    当日は上司もいましたし、H.I.さんたち他のメンバーも来てくれて、安心感がありました。

  10. H.I.

    いえいえ。最後はもう安心して見守っているだけでした。この段階になると私のような営業メンバーにできることもないから、差し入れのお饅頭食べてただけだけどね(笑)

プロジェクト成功の先で得た大きな成長

  1. K.OM.

    本番稼働はプロジェクトの詰めでもあり、今回の年末年始はトップクラスに忙しい数日間でしたが、全部含めてとても印象的な年越しでした。

  2. M.E.

    貴重な経験を積めた年末年始でしたよね。

  3. K.OY.

    正直なところ、私は最初、大きなプロジェクトなのにこんなに若い子たちで大丈夫なのかと思っていたんですよ(笑)。
    だから、無事に本番稼働を迎えられて本当に良かったですし、達成感は大きかったんじゃないかなと思います。

  4. H.I.

    私自身もこのプロジェクトを通じて得た手ごたえはありますが、M.E.さんと K.O.さんたち若手の成長がとても大きかったですよね。

  5. K.OY.

    実際、M.E.さんはPMを担当するなかで、H.I.さんに助けてもらいながらなんとかやっているという時期もあったと思うんです。
    それはきっと、 K.OM.さんや私の部署、お客様側の担当者、ツールベンダーさんがそれぞれにやるべきこと・やっていることが全く違うので、M.E.さん自身が皆は一体何をやっているのか分からない部分が多かったからなんだろうなと感じています。それでも、各方面との打ち合わせをくり返していくなかでM.E.さんなりに理解を深めていく努力を続けていったからこそ、私たち技術チームが伝えたいことも汲み取ってお客様に伝えてくれるようになっていき、最終的にはとても助かりました。
    M.E.さん自身が実感しているように、お客様との間に立つというプロジェクトにおけるベル・グループ側の顔として、もう十分に安心して任せられるくらいに成長できたんじゃないかなと私は感じています。

  6. H.I.

    そうですね。私はM.E.さんと接点も多かったので変化も近くで見ていたつもりですが、プロジェクト後半は「どうやったら決まるんだろう」ということを考えて動いてくれるようになったのは、目に見えて大きな成長だったと思います。

  7. M.E.

    ありがとうございます。

  8. H.I.

    K.OM.さんは作業をきちんとやってくれるので、そのあたりの心配は元々なかったんですが、今回色々なイレギュラーがあるなかでもきちんと対応してくれました。技術的な部分での成長に加えて、柔軟な対応力や調整力のようなものもかなり身に付いた実感があるのかなと思います。

  9. K.OY.

    K.OM.さんも、直接出向いてコミュニケーションを取っていくなかで、お客様にも「 K.OM.さんにならこういうことも聞いてもいいかも」と思ってもらえるような信頼関係を築いていくことができたんだと思います。
    そういう経験を3、4年目でできたというのは、とても大きな財産ですし、今後の成長にも必ず繋がっていくんじゃないかな。

  10. K.OM.

    ありがとうございます。今まさにH.I.さんやM.E.さんたちと一緒に同じような大きなプロジェクトを新しく進めているところです。今回経験したことを活かしていけたらいいなと思います。

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