IBM TechXchange Summit Japan 2025 にて「PowerCloudNEXTとPower11の未来共創」をテーマに講演【レポート】
2025年12月3日、日本IBMが主催する国内最大級の技術者向けイベント「IBM TechXchange Summit Japan 2025」が東京国際フォーラムで開催されました。最新テクノロジーを学べる 100 を超えるセッションや多彩な展示に加え、技術者同士が活発に交流する場として大きな賑わいを見せ、当日は多くの参加者にご来場いただきました。
当グループのベル・データ株式会社は本イベントにおいて、「PowerCloudNEXTとPower11の未来共創」をテーマとしたお客様・パートナー向けセッションに登壇しました。

IBMが2025年に発表したAIやハイブリッドクラウドなど、現代的ワークロードに最適化された次世代サーバー「Power11」と、その性能を最大限に引き出す基盤として、ベル・データと日本情報通信株式会社(NI+C)が共同で展開する「PowerCloudNEXT」の融合に焦点を当て、講演を行いました。セッションでは、次世代サーバーとクラウドサービスの連携がIBM i / Powerユーザーにどのような進化と価値をもたらすのかを具体的に示し、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
「PowerCloudNEXT」はベル・データとNI+Cが培ってきたクラウドサービスを進化させ、ネットワーク、コンピュータ・ストレージからアプリケーションレイヤまでを統合した次世代プラットフォームサービスで、Powerユーザーが求める安定性と柔軟性を兼ね備え、将来に向けたビジネスの継続と成長を支える基盤となることを目指しています。
契約やメンテナンス情報を一元管理できる専用ポータルの紹介に加え、クラウド移行時に検証環境を迅速に構築し、業務影響を最小限に抑えながらシステムの高度化を実現する「ボリュームコピーサービス」についても詳しく取り上げました。実務に直結するテーマが多くの参加者の関心を集め、会場は非常に活気に満ちたセッションとなりました。
今年の IBM TechXchange は AI が中心テーマとなりましたが、当社のセッションでも AI に関する取り組みを紹介しました。watsonx Code Assistant for i の活用可能性をはじめ、IBM i 環境におけるアプリケーション保守の効率化を実現する Xanalysis と AI の連携、さらに AI 活用を支えるセキュアなネットワークについて解説し、閉域環境での AI 利用を視野に入れた今後の展望にも触れました。これらの内容は Power ユーザーにとって実務上の示唆が多く、発表内容への期待と関心が会場全体に広がり、終始熱心な雰囲気に包まれていました。

最後に、当日セッションにご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
今後も当社は、IBM i / Powerユーザーの皆さまに価値ある情報とソリューションを提供し続けるべく、取り組みを進めてまいります。
PowerCloudNEXTの特徴
- 16年以上の実績:2009年開始、IBM iクラウドのパイオニア
- 200社以上の導入:成長と信頼が証明するクラウド品質
- 200名超の専任技術者:IBM iのプロフェッショナルが運用を支援
- 国内東西の強靭な設備:抜群の安定性と災害対策を両立
- ストレージコピーによるデータ保全:HA/DRを標準提供
- 豊富なマネージドサービス:各種ミドルウェア、生成AI、Instanaにも対応
PowerCloudNEXT最新情報はホームページに掲載中
